2024.10.13
みなさんこんにちは!シオンジムの山﨑です!
今日のテーマは「進化」についてお話ししていきたいと思うのですが「急にどうした!」という方もいらっしゃるかもしれませんw
しかし人類の進化の過程を知り、そこの筋肉がなぜ発達しどのように形成されていくのかを知ると、自ずと「効率のいいトレーニング方法」が見えてくる部分があります。
今日はトレーニングについてはそこまで深くは語りませんが
・筋肉の進化の背景
・筋肉の適応能力
・現代の筋力トレーニングの関係
この流れに沿ってお話ししていきたいと思いますのでどうぞお付き合いよろしくお願いします!
私たちの祖先は、木の上で生活する時代から、地上での移動を中心とした生活へと移行していきました。これに伴い、筋肉の発達にも変化が現れました。例えば、下半身の筋肉は、地上での長距離移動や狩猟採集活動を支えるために発達しました。脚の筋肉、特に大腿四頭筋やハムストリングス、さらには臀筋群は、長距離を効率的に移動するためのエンジンとなったのです。
また、体幹の筋肉、特に背中の筋肉は、直立歩行を支えるために重要な役割を果たすようになりました。これにより、現代の私たちは重い荷物を持ったり、長時間の姿勢を保ったりする能力を持っています。
筋肉は非常に適応力が高い器官です。適切な刺激、つまり運動や負荷がかかることで、筋肉はその状況に適応し、強化されます。これは「可塑性」と呼ばれ、筋肉が環境やトレーニングに合わせて変化する力です。進化の過程で、この適応能力は生存に必要な能力として重要視され、現代でもトレーニングを通じて引き出すことが可能です。
たとえば、ランナーは持久力を高めるために筋肉を適応させ、ウェイトリフターは筋力を強化するためにトレーニングを行います。私たちの筋肉には、驚くほどの潜在能力があり、それを適切に活かせば、どのような目標にも向かって進化することができるのです。
筋力トレーニングは、私たちの身体が持つ進化的な能力を最大限に引き出す手段の一つです。デスクワークが増えた現代では、筋肉を日常的に使う機会が減ってしまいがちですが、定期的なトレーニングを行うことで筋肉の適応能力を高めることができます。
例えば、スクワットやデッドリフトといったトレーニングは、脚や背中、体幹の筋肉を効率よく鍛える方法です。これらのトレーニングは、筋肉が持つ進化的な強度を引き出し、現代の生活における機能性やパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。
筋肉の進化的な背景と潜在能力を理解することで、私たちは自分の身体をより深く知り、トレーニングに対するモチベーションを高めることができます。進化の過程で培われた筋肉の力と適応能力を最大限に引き出し、日々のトレーニングでその恩恵を享受しましょう。
そして最後に一つお伝えしたいのが
「二足歩行に進化したことによって退化した機能」です。そこどこだかわかりますか?
先ほど私は「デスクワークが増えた現代では。。。」と書かせていただきましたが、そうです。
そこの部分です。「背中」です。四足歩行と二足歩行では明らかに背中にかかる負担というのは変わります。
そのように人間しかない「二足歩行」
それを考えると「スクワット」「デッドリフト」だけでは物足りないのではないかなと思っております。体幹を鍛えるという目的では本当に優れていると思いますし、運動学習にも効果的なトレーニングだと思っております。しかし先ほどの種目のように「伸展させる動作」ばっかり行ってしまうと他の動きに「干渉」が入ってきてしまい今度は体を柔軟に動かすための「操作性」が失われてしまうのではないかなと思っております。
お話が長くなってしまいましたが身体を動かすためには「力を入れるだけでなく、抜く動作も練習しましょう」ということですねw
このシオンジムでは何度も何度も耳にタコができるぐらい言ってきてしまってますがお許しください🙇笑
本日のブログは以上になります!最後までご覧いただきありがとうございました!